1880年代〜1910年代頃(ヴィクトリア朝後期〜エドワード朝初期)にかけて
製作されたと思われるお品物となります。
深いエンボス装飾が施された真鍮パネルを表面に配したライティングポートフォリオ。
裏表紙はレザーで構成された複合素材となっており、
外装の真鍮パネルは四隅に配された花模様のリベットにより固定され、
装飾性と構造を兼ねた当時の製法が見られます。
内部にはワインレッドの布張りと植物性繊維のクッション材を用いた
マチ付きポケットが備えられ、
書類を折らずに収める実用性を有しています。
外装の立体的なエンボス装飾は、内側に詰められたクッション材によって支えられ、
その美しい凹凸が保たれる構造となっています。
背表紙(ジョイント部)には経年による破損と、
当時の所有者による手縫い補修の痕跡が見られますが、
壊れることのないようにと施された糸の痕跡もまた、
本品が単なる装飾ではなく、日常の中で生きた美しいお品物であり、
長く愛され続けた証でもある事が垣間見えるお品物であるかと思います。
持ち物に教養や品位が映し出された時代において、
上昇志向を持つ教養層の美意識を背景に生まれた、
実用と装飾性を兼ね備えたデスクアクセサリーとなります。
インスタグラムの動画にて状態をご確認いただけます。
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(size: W208 生地D30 H270 程度)
※1枚目のお写真は設置のイメージ画像となり、背景等はイメージとなります事を予めご了承下さい。2枚目以降のお品物の現物の状態が全てとなります。