1860年代後半から1870年代にかけて製作されたと考えられる、第二帝政様式の影響を受けたガストーチランプ。
頂部には展翼する鷲のフィニアルを備えています。
このパーツはcast brass(鋳造真鍮)製で、第二帝政期に好まれた権威の象徴モチーフとして都市灯具に用いられた意匠です。
長い年月を経たブロンズ特有の深い褐色〜黒味を帯びた落ち着いたトーンを保持し、積層した酸化被膜こそが、当時の都市環境を内包した時間の痕跡です。
ランタン部は六面構成の筐体。
そのうち五面がガラス、背面一面が真鍮パネルとなる設計で、壁付けを前提とした合理的構造です。背面金属板は構造補強と同時に光を反射し、前方への光量を高める役割も果たします。
段飾りクラウンや鋳造ギャラリー装飾は、19世紀後半のベルギーおよびフランス都市灯具の様式と整合します。
本来はガス照明として製作されましたが、
1900年頃に電気仕様へ改造されたと推測されます。現在は電球ソケット仕様となっており、実用可能です。
点灯時には、真鍮の落ち着いた光沢とガラス越しの柔らかな光が重なり、
ガス灯成熟期の都市景観を思わせる趣を演出します。
第二帝政期の象徴装飾と、
ガス灯から電灯への移行期を体現する歴史的照明器具です。
こちらのお品物には、腰壁などにランプを取り付けるための白色の金具が付属しております。金具は角度付きの設計となっておりますので、ランプは手前にやや斜めに傾けた状態で設置する形になります。
真鍮装飾には部分的な欠けが見られる箇所がございます。黄色の丸印で示した箇所をご確認ください。また、小さな傷や汚れは写真にはすべて写りきらない場合がございます。
こちらは屋外で使用されていた古いお品物のため、屋外でのご使用の際は直接雨の当たらない軒下などでの設置をおすすめいたします。設置の際には必ず工事業者にご相談のうえ、安全にご使用ください。
お写真の電球は、E14ベースのLED電球を使用しております。
(ホームセンターやインターネットでも販売しておりますので、購入者様にてご用意をお願い致します。)
お写真の状態が全てとなります。
インスタグラムの動画にて状態をご確認いただけます。
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(size:W220 D190 H740, 壁からの距離300 程度)
※1枚目のお写真は設置のイメージ画像となり、背景等はイメージとなります事を予めご了承下さい。2枚目以降のお品物の現物の状態が全てとなります。